■花束(切り花)のお手入れ

花束(切り花)のお手入れ

切り花のお手入れ方法は色々ありますが、一番大切なのが『お手元に届いた時のお手入れ』です。さほど面倒なことはありませんのでこの4つはぜひ行ってください。

○お手元に花束が届いたら(または購入後ご自宅に戻られたら)まずはラッピング材と保水材を外します。
○器に入れた時に水に浸かりそうな部分の葉を取り除きます。
○良く切れるハサミで茎を斜めにカットします。 >>おすすめ花用ハサミ
○お好きな器に清潔で冷たい水を入れて花を生けます。

これだけで花もちが格段にアップします。もっと長持ちさせるには以下をお試しください。


枯れた葉や咲き終わった花は取り除きます。
水替えはなるべく頻繁に、特に夏は毎日行います。その際に器や茎も一緒に洗い、汚れやぬめりを落とします。
茎を洗ったら切り戻しをします。もしも茎が変色してたらその部分は切り落とします。
ガーベラやカラーなどは茎が痛みやすいので浅目の水に生けます。
頻繁に水替えができない場合は、漂白剤(キッチン用がお勧め)を数滴入れます。バクテリアの繁殖を抑え水を清潔に保つことができます。(入れすぎに注意)


直射日光や冷暖房が当たる場所は避けます。


より長く楽しむために、もうひと手間かけたスペシャルケアを。 お手元に届くまでに時間が経って花がしおれた場合にも有効です。


余分な下葉を落としたら、茎の切り口を揃えて新聞紙などで包みます。 花首が垂れている場合は真っ直ぐになるように気をつけます。
バケツにたっぷりと水を入れ(夏場は氷も入れます)茎を水の中で切り戻します。 その時、水のできるだけ深いところで切ると水圧で水が揚がり易くなります。
切る時は切り口がつぶれないようによく切れる鋏で斜めに切ります。これは導管の切り口の面積を広くするためです。



水切りした花を、たっぷり冷水を入れたバケツなどにつけて涼しい場所に2〜5時間ほどおきます。これを「深水につける」といいます。



水切り&深水で水が揚がらなかった場合のケア方法。

水切りと同様に新聞紙などで花を包み、茎の先を色が変わるまでお湯に浸します。(およそ30秒ほど)
すぐに深水につけ、しばらくおきます。水が揚がったら色が変わった部分は切り落とします。



茎が硬く水が揚がりにくい花はこの方法がおすすめです。

水切りの時と同様に花を新聞紙などで包み下部を少し濡らします。茎を斜めにカットしてすぐに火に当て炭化するまで焼きます。
すぐに深水につけ、しばらくおきます。水が揚がったら炭化した部分は切り落とします。

水切り・深水・焼き揚げについてはブログでより詳しくご紹介しています。